製造業は日常生活の中でなかなか存在感をアピールする場がないだけに、SNSを活用することで製造業をアピールし、リクルート活動への期待も高まります。このページでは製造業におけるSNS採用の事例を紹介しますのでご覧ください。
引用元:セルタン公式HP(https://cellutane.co.jp/ )
ソファや座椅子、クッションといったインテリア用品を取り扱っているメーカーです。積極的にキャラクターとのコラボレーションを展開するなど、他のメーカーにはないオリジナルインテリアの展開で知名度が高まっています。
元々は家具の製造メーカーという仕事の魅力を伝えるために始めた人気アーティストのキャラクターの座椅子製造過程をリアルタイムで発信。さらにはプレゼント企画を行うなど、まずは知名度向上・フォロワー拡大を務めました。
引用元:三朋企業公式HP(https://www.e-sanpou.com/ )
ダクト、エアコン、板金製作を行っているメーカーです。「技」にこだわりを持つワンストップサービスが持ち味ですが、SNSだけではなく群馬ものづくりフェアなどイベントにも積極的に参加して自社をアピールしています。
SNS:YouTube
チャンネル登録者数:33人
いいね数(直近10投稿の合計):55
※2022年12月3日時点
採用のためにYoutubeアカウントを開設し、動画にて情報を発信しています。身近に感じてもらうと共に、何をしている企業なのかといった初歩的な点からアピール。一方で、ユーモアを交えるなど、「企業の硬い動画」ではなく、製造業に興味を持っていない学生や、就職活動中ではない若者に気軽に楽しんでもらいたいとの狙いもあります。実際、予告編は20万再生を突破し、話題を集めました。
株式会社トリートは、静岡県と滋賀県を中心に派遣やアウトソーシング、有料職業紹介などの総合人材サービスを提供している企業です。製造系専門職の求人が多く、「made in Japan」を支える高い技術力をもったスタッフを育成したり、資格取得支援を行ったりすることで、人材の成長に力を入れています。社名の由来にもなっているTreatmentを大切にし、派遣スタッフの待遇や手当を充実させる取り組みを行っていることも特徴です。
ある日突然、Indeedのアカウントが停止されるという事態が発生しました。Indeedには厳格なガイドラインが存在し、規定に反すると判断されると掲載停止やアカウント停止に至る可能性があります。派遣会社にとって応募者を集められない状況は事業継続に深刻な影響を及ぼすため、トリートも原因の解明と早期再開に迫られていました。
Indeedのガイドラインは不定期で見直されるため、以前は問題なく通っていた表現や募集形態が突然引っかかるようになることがあります。クローリング方式は、一度掲載が止まるとすべての求人に影響が及ぶ恐れが大きく、アカウントが停止されると再開まで1~2ヶ月かかるケースも珍しくありません。
このリスクに対して、Indeedでは「直接投稿」という方法も用意されています。直接投稿は掲載や修正が比較的早く反映されるため、クローリングよりリスクを抑えられる面があります。一方、トリートは自社サイトや応募者管理システムを使い慣れており、クローリング方式を継続したいという希望が強くありました。
「クローリングを続けたいが、ガイドラインに反してアカウント停止となるリスクをどう回避し、応募数を確保するか」「掲載コストを抑えながら採用単価を下げるにはどうすればいいか」といった課題が明確になり、Indeedの効果改善と運用サポートを行う運びとなったそうです。
トリートの求人の多くは製造系であり、専門的なスキルや資格を求める傾向が強いため、応募者を集めるにはより的確な情報発信が必要です。今回のアカウント停止は、今まで通りのやり方では十分な応募を得られなくなるリスクを突きつけるものでした。そこでIndeed運用のノウハウを活かして対策を検討し、クローリング方式を継続したままでも成果を出せる方法を一緒に模索することになりました。
まず、トリートがIndeedで掲載していた約100本の求人原稿について、表示回数やクリック数、クリック単価などの指標を一括で洗い出されました。どの段階で応募者が離脱しているか、どの原稿がよく応募を集めているか、審査落ちのリスクがありそうな表現はないかなどを細かく分析し、データの見える化を行ったそうです。
その結果、応募につながりやすい原稿やそうでない原稿が明確になり、審査基準に抵触しかねない表現の洗い出しもできました。運用ノウハウを踏まえて、修正が必要な原稿や優先的に手を入れるべき原稿をリストアップし、具体的な改善ポイントがトリートへ提案されました。
派遣会社では、アカウント停止などのリスクを避けるため、Indeedに原稿を直接投稿する方式に切り替える例が多く見られます。直接投稿は、ガイドライン審査を通す際のリードタイムが短いことや、修正が早く反映される点が魅力です。しかし、トリートは自社採用サイトや応募者管理システムとの連動を重視していたため、「クローリングでの掲載を続けたい」という強い要望を持っていました。
そこで、「クローリング方式でもガイドラインをしっかり把握した上で対策を行えば問題なく運用できる」という方針をもとにサポートをスタートしています。毎月の定例ミーティングやメールでのやり取りを通じて、効果を振り返りながら原稿の改善・修正を行う体制が整えられています。
派遣の現場では、常時新しい求人が入れ替わるため、どの案件に注力するかを随時見極めることが大切です。緊急度が高い求人には予算を多めに配分して、表示回数を増やす一方、応募が十分集まっている求人は予算を調整して全体のバランスを保つといった運用が行われました。
また、毎月の振り返りでトリートから「この案件を強化したい」「新たに取引が始まった企業の求人を優先したい」といった要望をヒアリングし、原稿修正の優先度や予算の再配分を決めていく二人三脚の取り組みを行っているそうです。
この採用支援に並行して、Twitter運用による認知拡大支援も始められました。Indeedでは主に求職者を募るための施策を展開しますが、Twitterは企業の宣伝や地域コミュニティとのつながりを強化する目的で活用されています。事業部スタッフが運用をサポートし、目標フォロワー数や情報発信内容に合わせてアドバイスを提供することで、求人施策と企業PRの両立を図っています。
Indeedの原稿を事務担当の方が修正し、結果を確認して次の改善策を提示するという流れが毎月行われています。クローリング方式でも、こうした連携が密に取れる体制を整えれば、ガイドライン順守と原稿品質の向上が同時に実現できると判断されました。クローリングと直接投稿のメリット・デメリットを比べつつも、トリートに合った方法を選択し、リスクを低減して成果を得ることを目指しているそうです。
Indeedでの求人が安定的に掲載されるようになった一方、2022年12月から始めたTwitter運用も急速に成果を上げました。開設当初はフォロワー1,000人を目指していましたが、1~2ヶ月で達成し、現在は5,000人以上のフォロワーを獲得されています。地域の方や製造関連企業、大手企業アカウントとの交流が活発になり、企業としての知名度・信頼度も高まりました。
参照元:トラコム株式会社公式HP(https://www.tracom.co.jp/service/case/treat/)
製造業は「ものを作る」ことは多くの方が理解していますが、そこから先はあまりよく分かっていない方も多いです。むしろ「大変そう」「辛そう」といったネガティブなイメージをお持ちの方もいますのでまずは身近に感じてもらうことが大切です。
SNSの活用を行うにあたってはそのSNSの仕様やアルゴリズムなど、さまざまな知識・ノウハウを駆使した戦略が必要となります。そのためSNS採用を検討される場合は、ここで紹介しているような実績を参考にしながら実力あるパートナーを選ぶようにましょう。
SNS運用は採用活動にとって有効ですが、現状、採用に関して何等かの悩みを抱えている企業は多いはずです。
そこで、今ある課題やお悩みを解決できる「採用」のためのSNS運用代行サービスを紹介します。
引用元:エアリク公式サイト
(https://sns-agency.rc-group.co.jp/)
採用ブランディングに特化したチームが緻密にペルソナ分析&ターゲットに響く独自性ある記事を作成。社風に合致した人材獲得実績が豊富。
引用元:Social Media Lab公式サイト
(https://gaiax-socialmedialab.jp/)
2009年からSNSマーケティングを開始し企業アカウントの運用代行は500社超の実績とノウハウを持つ。採用分野にも対応。
引用元:トラコム公式サイト
(https://www.tracom.co.jp/)
FacebookなどのSNS運用代行が低価格からスタートできる。運用サポートだけのリーズナブルなプランもあり。
※選定条件
2022年1月5日時点で「SNS 採用」「SNS 採用 代行」でGoogle検索した際に上位50位までに表示されるサービス(企業)、または「企業名 SNS 代行」で月間検索数20以上のサービス(企業)名から採用分野に特化、または採用分野にも対応しているサービス(企業)を抽出。公式サイトから読み取れるサービス内容から、ニーズに合うサービス(表内「このサービス(企業)をおすすめする理由」参照)を選出しています。