厚生労働省の発表によると、2023年度の介護職の人材不足は22万人にのぼり、2025年度には32万人、2040年度には69万人にもなると考えられています。求人を出しても応募がない、という事態を減らすためにも、ソーシャルリクルーティングの事例から人材採用のポイントを見ていきましょう。
参照元:厚生労働省:介護人材確保に向けた取組(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02977.html)
引用元:特別養護老人ホームいちご公式HP(http://seiseikai15.jp/)
ユニットケアで、利用者の個室と共同生活室での少人数交流で、人権を尊重し、活き活きと生活できる楽しい空間づくりを目指す特別養護老人ホームいちご。複数のSNSで情報を発信することで、利用したい人だけでなく、家族にも施設内の様子をわかりやすく伝えています。
※2023年8月16日時点
もともとFacebookなどのSNSを利用していたが、職員の意見からinstagramへとメインのSNSを変更。最初からのテーマである「介護職のマイナスイメージの払拭」のほか、施設の様子がわかりやすいように利用者との活動についても投稿。
職員と利用者のいつも通りの様子が注目のきっかけとなったことから、自然体な写真投稿が多いです。
戦略として、いつも同じ時間帯に更新をするようにしており、転職希望者だけでなく、介護職に興味のある人も「今日の更新があるかもしれない」と気になって投稿を閲覧できるようにしているのもポイントです。
引用元:ひだまりグループ公式HP(https://hidamarigroup.com/)
利用者の未来はもちろん、働き手の「なりたい」を諦めない職場を目指すひだまりグループ。
介護施設の運営だけでなく、フィットネス実業団「セブンシーズ」で筋力トレーニングを行い、頑張る姿をSNSで投稿するなど、世界中の人々を励ましたいという理念のもと活躍しています。
※2023年8月16日時点
介護業界の人手不足もあり、会社の平均年齢も40代と高い状態から、ターゲット層を絞り込み、20代を中心に求人するためにFacebookからInstagramへ使用SNSを変更し、平均年齢を20代後半まで引き下げました。
投稿時間にも気を付け、転職したいと考えているターゲット層が何時ごろにスマートフォンを使用しているかを考え、通勤時間や休憩時間に目に入るように投稿。
また、スタッフの顔がわかる、会社にはどのような福利厚生があるのか、オリジナルの福利厚生である筋トレ時間も勤務時間に含むなどの魅力を伝えています。
面接のときにどのような意図で質問しているかを投稿内で紹介することで、転職後の働き方をイメージできるようにしているのも採用数を増やすひとつの戦略になっています。
SNSの活用を行うにあたってはそのSNSの仕様やアルゴリズムなど、さまざまな知識・ノウハウを駆使した戦略が必要となります。そのためSNS採用を検討される場合は、ここで紹介しているような実績を参考にしながら実力あるパートナーを選ぶようにましょう。
SNS運用は採用活動にとって有効ですが、現状、採用に関して何等かの悩みを抱えている企業は多いはずです。
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2009年からSNSマーケティングを開始し企業アカウントの運用代行は500社超の実績とノウハウを持つ。採用分野にも対応。
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