就活生人気が高い出版業界では、どのようなSNS採用戦略が取られているのかについて、大手出版社の事例をもとに紹介します。
引用元:講談社採用ポータルサイト公式HP(https://recruit.kodansha.co.jp/)
「おもしろくて、ためになる」を企業理念に掲げ、週刊少年マガジンや週刊モーニング、週刊現代、FRIDAY、群像など多くの雑誌を発行。文芸書やコミック、実用書、学術書など幅広いジャンルの書籍を出版しています。また、近年は電子書籍をはじめとしたデジタル事業の充実化を図っているほか、映像化・アニメ化にも力を入れており、コンテンツ展開の幅をどんどん広げている国内大手の総合出版社です。
Twitterにて、講談社の採用担当者が採用関連の情報を発信しています。講談社の公式Twitterアカウントの投稿も積極的にRTしており、どのような事業を展開している出版社なのかを就職・転職活動者にアピール。また、社員のインタビューを掲載した記事も発信し、講談社での働き方や仕事のやりがいを伝えることで、事業に興味を持った人材の獲得を目指しています。
引用元:集英社公式HP(https://www.shueisha.co.jp/recruitment/)
1926年に創業し、少年ジャンプをはじめとした漫画誌やファッション誌、ジャーナル紙、文芸書など多様な分野の出版物を発行している総合出版社です。特に漫画に強い出版社として知られ、多くのヒット作を輩出しています。近年はウェブニュースメディアにも進出し、「集英社オンライン」は1年間で月間約1億PVを達成。また、漫画に強い出版社ならではのプロジェクトとして、自社の漫画作品を活用してクライアントの広告をプロデュースする「集英社マンガソリューションズ」も提供しています。
集英社では、Twitterに採用担当のアカウントを開設し、採用に関する情報を発信しています。ただ、Twitterの投稿は積極的に行われておらず、どちらかというとnoteでの発信がメイン。Twitterでの採用活動はあくまでもサブ的な役割で、Twitterの拡散力を生かしてnoteの記事への流入が狙いと考えられます。noteでは各部署の仕事体験レポートや新入社員によるリレー投稿、社員が選ぶおすすめの本など、就職・転職活動者の興味を引く内容になっています。
引用元:KADOKAWA公式HP(https://group.kadokawa.co.jp/recruit/)
出版だけにとどまらず、映像事業やゲーム事業、ウェブサービス事業、教育事業など、時代の変化に合わせて事業領域を拡大し続けているKADOKAWAグループ。テクノロジーを活用して自社のIPを世界に広く展開するグローバル・メディアミックスの推進を基本戦略としており、書籍の実写化やアニメ化に力を入れている総合エンターテイメント企業です。
メディアミックスを基本戦略としているKADOKAWAですが、採用活動に使用しているSNSは2023年6月29日時点でTwitterのみ。新卒採用担当者が運用しており、採用に関する情報の発信やグループ企業の公式アカウントのRTが行われています。KADOKAWAグループの取り組んでいる事業の紹介や採用サイトへの流入を目的とした運用がされているようです。
出版社のSNS採用というと、InstagramやTikTok、Youtubeなどで自社の漫画やアニメコンテンツを活用した採用活動が行われているイメージがありましたが、実際はTwitterのみという結果に(2023年6月29日時点)。もともと出版社は就活生人気の高いことで知られる業界のため、就活生への認知度の向上の必要性があまりないことも、必要最低限のSNSの活用にとどまっている理由かもしれません。
ただ、それはあくまでも大手出版社の話で、認知度の低い中小の出版社にとっては、優秀な人材をいかに自社で獲得するかが課題となってきます。SNSを活用して自社の認知度の向上を目指すのであれば、SNS採用戦略に長けた専門家に運用を代行してもらうのもおすすめです。
SNSの活用を行うにあたってはそのSNSの仕様やアルゴリズムなど、さまざまな知識・ノウハウを駆使した戦略が必要となります。そのためSNS採用を検討される場合は、ここで紹介しているような実績を参考にしながら実力あるパートナーを選ぶようにましょう。
SNS運用は採用活動にとって有効ですが、現状、採用に関して何等かの悩みを抱えている企業は多いはずです。
そこで、今ある課題やお悩みを解決できる「採用」のためのSNS運用代行サービスを紹介します。
採用ブランディングに特化したチームが緻密にペルソナ分析&ターゲットに響く独自性ある記事を作成。社風に合致した人材獲得実績が豊富。
2009年からSNSマーケティングを開始し企業アカウントの運用代行は500社超の実績とノウハウを持つ。採用分野にも対応。
FacebookなどのSNS運用代行が低価格からスタートできる。運用サポートだけのリーズナブルなプランもあり。
※選定条件
2022年1月5日時点で「SNS 採用」「SNS 採用 代行」でGoogle検索した際に上位50位までに表示されるサービス(企業)、または「企業名 SNS 代行」で月間検索数20以上のサービス(企業)名から採用分野に特化、または採用分野にも対応しているサービス(企業)を抽出。公式サイトから読み取れるサービス内容から、ニーズに合うサービス(表内「このサービス(企業)をおすすめする理由」参照)を選出しています。